Nvidia の GeForce RTX 5080 は電力消費の大きい GPU です。RTX 5090 ほどではないかもしれませんが、電力を抑えるよう設計されているとは言えないでしょう。RTX 5080 を最大限に活用するには、信頼性の高い堅牢な電源ユニット (PSU) が必要です。RTX 5080 は、そのポリゴンパンプのために大きなワット数を必要とするだけでなく、特定の電源コネクター (12V-2x6 GPU コネクター) も必要となっています。
CORSAIR では幅広くさまざまな電源を取り揃えており、この新しいカードに対応する電力容量を提供できるだけでなく、新製品の多くはこの新しい GPU コネクターにも対応しています。また、モジュラーケーブル、効率的な冷却システム、Zero-RPM ファンモードなどの優れた機能も搭載しており、電力需要が低いときのシステムの静音性が高く、静かなコンピューティング環境を求める方に最適です。
推奨される電源ユニットをご紹介する前に、Nvidia が提示するこの GPU の動作要件を見てみましょう。
Nvidia GeForce RTX 5080 のシステム要件
総消費電力要件は、前世代の RTX 4080 の 320W と比べて、360W と大幅に高くなっています。これは RTX 4090 に匹敵するもので、電力要件における世代交代を表すものです。
すべての RTX 5080 の電力要件が同じわけではありません。上記の数値は Nvidia の Founders Edition に基づいており、Asus、Gigabyte、MSI、Zotac などのカードの要件とは異なる可能性があります。これは、各メーカーが RTX 5080 チップを採用し、製品をより魅力的で冷却性に優れたものにするために、工夫を凝らして独自のカードを製造しているからです。こうしたメーカーが製造するカードによって推奨製品が変わる可能性はありますが、要件はおおよそ同じ数値になります。重要なのは、検討中またはすでに購入したカードの要件を確認することです。
それでは、推奨される電源ユニットをご紹介します。
RTX 5080 に最適なフルモジュラー式電源ユニットは CORSAIR RM1000x です。この電源は 80 PLUS のゴールド認証および Cybenetics のゴールド認証を取得しており、低騒音の 135mm 磁気浮上式ファンを搭載しています。Zero RPM ファンモードにも対応しており、低負荷時や中負荷時には冷却ファンが完全に停止し、ほぼ無音で動作します。
最大効率が 90% と高いことから、消費電力の削減、温度の低減、エネルギーコストの削減を実現できます。日本製の一次コンデンサを採用しているため耐久性に優れ、電源ユニット全体に対する 10 年間の保証付きです。
CORSAIR RM1000x のパワーテーブル | ||||
レール | +3.3V | +5V | +12V | +5Vsb |
最大電流 | 20A | 20A | 83.3A | 3.0A |
最大総ワット数 | 150W | 1000W | 15W | |
1000W |
CORSAIR RM1000x のケーブル構成 | |||
ケーブルタイプ | 説明 | 長さ | ケーブル数 |
フラット | ATX CABLE 24-PIN (24) | 610mm ± 10mm | 1 |
フラット | EPX/ATX12V CABLE 8-PIN (4+4) | 650mm ± 10mm | 2 |
フラット | 12V-2x6 CABLE (12+4) | 650mm ± 10mm | 1 |
フラット | PCIe CABLE 8-PIN (6+2) x2 | 750mm ± 10mm | 2 |
フラット | PCIe CABLE 8-PIN (6+2) | 650mm ± 10mm | 3 |
フラット | SATA CABLE (4-PIN) | 800mm ± 10mm | 4 |
フラット | PATA CABLE (4-PIN) | 750mm ± 10mm | 2 |
最新ゲームを最高の設定で、かつ静かに楽しみたい、これはそんなゲーマーにおすすめの電源です。CORSAIR HX1200i は、80 PLUS プラチナ認証および Cybenetics プラチナ認証を取得しているフルモジュラー式電源ユニットで、最大効率 92% の優れた電力供給と長期にわたる信頼性を実現します。
HXi シリーズは Zero RPM モードに対応していますが、140mm 流体軸受ファンを搭載しており、静かな動作を実現しています。これは、ファンと軸受けの間の接触がほとんどないことから摩擦がほぼゼロになるからです。摩擦が少ないため、高速でファンを回転させることができ、騒音も低減されます。HX1200i には PCIe 5.1 12V-2x6 GPU ケーブルも付属しており、NVIDIA GeForce RTX 50 シリーズを含む最新のグラフィックカードに使用できます。
CORSAIR HX1200i のパワーテーブル | ||||
レール | +3.3V | +5V | +12V | +5Vsb |
最大電流 | 25A | 25A | 100A | 3.0A |
最大総ワット数 | 150W | 1200W | 15W | |
1200W |
CORSAIR HX1200i のケーブル構成 | |||
ケーブルタイプ | 説明 | 長さ | ケーブル数 |
スリーブ | Modular ATX 24-pin (24) | 610mm ± 10mm | 1 |
フラット | EPX/ATX12V 8-pin (4+4) | 750mm ± 10mm | 2 |
フラット | 12V-2x6 (12+4) | 650mm ± 10mm | 1 |
フラット | PCIe 8-pin (6+2) | 650mm ± 10mm | 4 |
フラット | SATA (4 SATA) | 800mm ± 10mm | 2 |
フラット | PATA (4-pin) | 750mm ± 10mm | 2 |
ラウンド | USB (TYPE-C) to 10-1 Pin | 525mm ± 25mm | 1 |
将来的なアップグレードのための余分なスペースが必要でない場合は、コストを抑えるため絶対に必要なものだけを考慮するのも理にかなっています。850W 電源ユニット は、80 PLUS ゴールド認証と Cybenetics プラチナ認証を取得した高効率のユニットです。Zero RPM モードにも対応しており、低負荷時には 120mm ライフルベアリングファンの回転が停止し、ほぼ無音で動作します。また、RTX 5080 グラフィックカードに接続するための 12V-2x6 ケーブルも付属しています。
CORSAIR RM850e のパワーテーブル | ||||
レール | +3.3V | +5V | +12V | +5Vsb |
最大電流 | 20A | 20A | 70.8A | 3.0A |
最大総ワット数 | 150W | 850W | 15W | |
850W |
CORSAIR RM850e のケーブル構成 | |||
ケーブルタイプ | 説明 | 長さ | ケーブル数 |
スリーブ | Modular ATX 24-pin (24) | 610mm ± 10mm | 1 |
フラット | EPX/ATX12V 8-pin (4+4) | 650mm ± 10mm | 2 |
フラット | 12V-2x6 (12+4) | 650mm ± 10mm | 1 |
フラット | PCIe 8-pin (6+2) | 650mm ± 10mm | 1 |
フラット | PCIe 8-pin (6+2) (6+2) | 750mm ± 10mm | |
フラット | SATA (3 SATA) | 800mm ± 10mm | 1 |
フラット | SATA (4 SATA) | 800mm ± 10mm | 1 |
フラット | PATA (4-pin) | 750mm ± 10mm | 1 |
12V-2x6/12VHPWR 規格は混乱を招くため、いくつかのインフォグラフィックを作成しました。これら 2 つの規格の違いを説明し、ネイティブ 12V-2x6 コネクターがない場合でも、CORSAIR 製電源ユニットを使用して 50 シリーズカードに安全に電力を供給する方法をご紹介します。
どの電源ユニットを 5080 と組み合わせればよいのか迷っている方のために、最適な判断を下すのに役立つツールをご紹介します。
また、次世代 NVIDIA GPU を最大限に活用するため、世界トップクラスの CORSAIR コンポーネントで構築されたさまざまな事前構築済み RTX 5080 ゲーミング PC も提供しています。
注意 - CORSAIR 50 シリーズ搭載 PC は米国でのみ入手可能です。
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