CES 2025 において、AMD は Ryzen 9 9950X3D と Ryzen 9 9900X3D という 2 つの新しい高性能 CPU を発表しました。AMD は、数か月前に Ryzen 9 9800X3D という主力製品を発売したばかりです。次々と CPU が発売されたことで、2025 年に PC を構築する PC ゲーマーにとって選択肢が増えました。これらの新しいチップが、5090 や 5080 と組み合わせるのに最高の選択肢となることは間違いありません。制限なしで PC を構築したいとお考えなら、今が買い時です。
ニーズに合った最適な製品を見つけるため、消費電力や冷却要件など、新しい AMD X3D プロセッサーのスペックを比較してみましょう。
以下に Ryzen 9 9950X3D と Ryzen 9 9900X3D のスペックを示します。比較のため、前述の Ryzen 9 9800X3D のスペックも含めています。
AMD Ryzen 9 9950X3D | AMD Ryzen 9 9900X3D | AMD Ryzen 7 9800X3D | |
コア | 16 | 12 | 8 |
スレッド | 32 | 24 | 16 |
最大ブーストクロック | 5.7 ギガヘルツ | 5.5 ギガヘルツ | 5.2 ギガヘルツ |
基本クロック | 4.3 ギガヘルツ | 4.4 ギガヘルツ | 4.7ギガヘルツ |
L1キャッシュ | 1280キロバイト | 960キロバイト | 640キロバイト |
L2キャッシュ | 16メガバイト | 12 メガバイト | 8メガバイト |
L3キャッシュ | 128 メガバイト | 128 メガバイト | 96メガバイト |
熱設計電力 (TDP) | 170 ワット | 120 ワット | 120 ワット |
システムメモリタイプ | DDR5 | DDR5 | DDR5 |
メモリチャネル | 2 | 2 | 2 |
最大メモリ | 192ギガバイト | 192ギガバイト | 192ギガバイト |
システムメモリサブタイプ | UDIMM | UDIMM | UDIMM |
最大メモリ速度 | 2x1R DDR5-5600 | 2x1R DDR5-5600 | 2x1R DDR5-5600 |
2x2R DDR5-5600 | 2x2R DDR5-5600 | 2x2R DDR5-5600 | |
4x1R DDR5-3600 | 4x1R DDR5-3600 | 4x1R DDR5-3600 | |
4x2R DDR5 3600 | 4x2R DDR5 3600 | 4x2R DDR5 3600 | |
ECCサポート | はい(マザーボードの対応が必要です) | はい(マザーボードの対応が必要です) | はい(マザーボードの対応が必要です) |
これらのプロセッサーは発表されたばかりなので、現時点では第三者によるベンチマークはありませんが、スペックから性能をある程度推測して比較することは可能です。
当然のことながら、AMD の新しい最高性能製品は、TDP、キャッシュサイズ、ターボ周波数、コア、スレッド数が最も高く、価格に糸目をつけない人々にとって、新しいゲーミング CPU になるだろうと予想されます。これより性能の低い 9900X3D でさえ、9800X3D が発表されてから短期間で、大幅にアップグレードされているようです。
AMD の 3D V-Cache 技術の利点を考慮すると、9800X3D のキャッシュ容量と比較して、9950X3D では 40MB、9900X3D では 36MB 増加したことで、高性能が期待できます。大容量キャッシュ、特に AMD の 3D V-Cache は、ゲームのパフォーマンスにすばらしい効果をもたらすことは確実です。
これは特に、『Cities: Skylines』、『Manor Lords』、『シヴィライゼーション VII』、『Anno 1800』などの複雑な要素が同時に進行するゲームで威力を発揮します。この種のリアルタイム戦略ゲームは、特にシミュレーションを詳細に表示する設定を選択している場合、GPU よりも CPU に負担がかかります。
この記事の執筆時点では価格情報はありませんでしたが、大幅な価格上昇が予想されます。価格の上昇が性能の向上に見合うものであることを願うばかりです。とはいえ、発売直後の最新かつ高性能な CPU を求めている方なら、ある程度の出費は覚悟されていることと思います。
優れた性能には、それ相応の発熱と消費電力が伴います。CORSAIR ではその両方を考慮した製品を揃えています。新しい 9950X3D と 9900X3D は、新しいクーラーとの互換性を懸念する必要はなく、AM5 クーラーであれば問題なく動作します。これを踏まえると、TITAN 360 RX RGB が適しています。また、RGB ライティングにこだわりがなく、少しでもコストを抑えたい場合は、NAUTILUS 360 RS がおすすめです。
9950X3D や 9900X3D を動作させるには、やや慎重な電源選びが必要になります。特に 9950X3D は TDP 170W と高いため、より注意が必要です。これは、新しい Nvidia GeForce RTX 5090 や 5080 のような高性能の GPU と組み合わせる場合に特に当てはまります。安全性と将来性を考慮し、1000W 以上のものを推奨します。
これを踏まえると、RM1000x と RM1200x SHIFT が適しています。どちらも最新の NVIDIA GPU と完全に互換性があり、最新のコンポーネントを搭載した完全なシステムに十分に対応できます。CORSAIR の電源容量計算ツールもご利用ください。
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