CORSAIR は、2024 年 8 月上旬に、使用する電源ユニット認証システムを 80 PLUS から Cybenetics に切り替えることを発表しました。この移行は徐々に行われており、この発表前に発売された多くの電源ユニットは両方の認証を取得しています。
そこで、なぜこの切り替えを行うことにしたのか、またこれによって電源を購入するユーザーの体験をどのように向上させることができるのかについて説明します。
Cybenetics は、CORSAIR 製品を含めたあらゆる電源の品質評価において、より包括的なシステムを採用しています。これらの違いについては、80 PLUS と Cybenetics を比較した記事をご覧ください。ここでは、CORSAIR が認証システムを切り替えた理由を説明します。
電源ユニットの評価においては、電力変換効率が最も重要な指標として広く認識されていますが、騒音はエンドユーザーにわかりやすい要素です。
現在、80 PLUS では電源の騒音出力に関する認証は提供されていませんが、Cybenetics では提供されています。騒音は非常に重要な懸念事項であるため、CORSAIR は Cybenetics がより適切であると考えました。
電力変換効率に話を戻すと、Cybenetics の方法はより多くのデータポイントを使用しています。また、Cybenetics の評価は、特に上位ランクに行くほど厳しくなります。つまり、上位ランクを獲得するためには、電源が真に優れたものでなければなりません。これはメーカーにとってより良い電源ユニットを製造しようという意欲につながるため、ユーザーにとっても有利です。
CORSAIR が認証を切り替える前に開発されて発売された電源ユニットで、現在も販売されている製品については、認証を削除するためのパッケージ変更は行っていません。また、一部の電源ユニットモデルの更新で、単にケーブルが異なるだけで内部が変更されていないものについては、元の 80 PLUS 評価を維持しています。
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